もぞうし博覧会(4)

 「もぞうし博覧会」の第4弾。今年の教育ファシリテーター講座の上級編は「ありかた」。ファシリテーターがその場にどう在るかという「ありかた」については、思想/哲学の問いのようですが、そうしたものはその場でのファシリテーターの行動や態度に表現されるものであり、今年の講座では、ファシリテーターの「ありかた」が、参加者にどう影響したのかを丁寧に取り出しました。具体的には、40分の実習に対して、90分のふりかえりの時間をかけて、この模造紙のように「プロセス(起こっていたこと)」を各参加者が開示し、そこから議論を膨らませていきました。「90分?えっ、ながっ!」と思われるかもしれませんが、それでもやや時間不足なくらい濃密なやりとりでした。こうした「ふりかえりかた」は私にとっても新鮮でしたが、非常におもしろい方法でした。次年度はもっと磨きをかけて挑みます!(かわなか)
 *2009年度の教育ファシリテーター講座の「もぞうし博覧会」としてはこれが最後になります。